脂肪をつけずに筋肉だけをつけたい…
これは筋トレ初心者がよく思いがちなことですね。
ムダな脂肪をつけずに筋肉をつけることは可能か
結論から言うと、理論的には可能です。
しかし、綿密なカロリー計算やトレーニング計画のもと行う必要があり、大変なのでオススメはしません。
それに人間の体は日々変化していますので、計算通りに行っても思い通りにはいかないことも多々あると思います。
初心者が体の状態を見ながら食事やトレーニングを調整することはまず無理だと思いますので、筋肉をつけることと脂肪を落とすことは別に考えたほうが良いと思います。
筋肉をつける期間（増量期）と脂肪を落とす期間（減量期）とに分けて行う方法は、ボディビルダー達も採用している方法です。
増量期は、多少の脂肪がついても構わないので、筋肉を大きくすることを最優先にして食事を摂ります。
逆に減量期は、筋肉が落ちるのを最小限にするためにハードなトレーニングはしながらも、食事の量を減らして脂肪を落としていきます。
体に｢筋肉をつけるための充分な栄養がある｣と認識させるためにも、とりあえず脂肪は気にせず増量期にたくさん食べたほうが効率が良いのです。
脂肪をつけたくないからといってカロリー計算をして食事をするのも悪くないですが、脂肪がつくのが抑えられると同時に筋肥大も抑えられてしまう可能性もあるため、中途半端な結果になりやすいので要注意です。
筋肉がある程度ついたら、今度は体脂肪を落としていくフェーズに入ります。
食事制限をするからといって、トレーニングの強度を下げてはいけません。
トレーニングの強度を落としてしまうと、脂肪と一緒に筋肉も落ちてしまいます。
トレーニングの強度を保つことで、体に｢筋肉を落としてはダメだ｣と認識させるのです。
あと初心者が犯しがちなミスとしては、食事制限をやり過ぎることです。
急な食事制限で摂取カロリーが極端に落ちると、これもやはり脂肪と一緒に筋肉も落ちてしまいます。
また急な食事制限は、慢性的な疲労やオーバートレーニングの原因にもなります。
食事制限は徐々に行うようにするのが、なるべく筋肉を保ちながら健康にダイエットをするコツです。
とはいえ、初心者は筋肉が付きやすいので、筋肥大と体脂肪減少を同時に達成しやすかったりもします。
しかし、筋トレの経験を積めば積むほど、同時の達成は難しくなるので、やはりセオリー通りに行うのが無難だと思います。
今日も筋トレライフを楽しみましょう。
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