もし筋トレを一種目しか選べないとしたら、何を選ぶべきか？
時間がなかったり、設備や環境、体力的な問題などで極力種目を絞りたい方もいらっしゃると思います。
そういった方向けに私の考えを述べたいと思います。
筋トレ種目、どれか一つだけを選ぶとしたら？
結論から言うとスクワットです。
下半身の筋力が強化出来るだけでなく、キング・オブ・エクササイズと言われる種目だけあって、体のほとんどの筋肉が動員されるからです。
しゃがんで立つという動きは人体の基本動作になりますから、スクワットで体を鍛えておくと歳を重ねていっても生涯、自分の脚で歩くことには困らないでしょう。
筋肉は使わないと一年に1%程度は小さくなると言われています。
運動を全くせずに移動は車…という生活を送っていると、下半身の筋肉はどんどん衰えていきます。
上半身の筋肉は日常生活でもある程度は使われますから、下半身ほどは衰えず、でも下半身が衰えているのでお腹周りに脂肪は付きやすく、なんともバランスの悪い体になってしまいます。
すると見た目が悪いだけでなく、重い上半身を支えるだけの筋力が不足してしまい、膝を悪くしたり、日常の何気ない動作で腰を痛めたりします。
将来、車椅子や杖に頼らないためにも、スクワットは重要な種目です。
また、別の記事でも述べていますが、上半身と下半身の筋肉量の割合は3:7と、圧倒的に下半身のほうが割合が高いです。
スクワットで体の大半の筋肉を刺激して代謝を上げられれば、シェイプアップ目的でトレーニングしている方には非常に有益です。
腕のトレーニングはけっこう人気で、特に女性の方は「二の腕を細くしたい」という方は多いですが、腕の筋肉量は上半身の中でも多くはありませんから、腕のトレーニングばかりをシェイプアップ目的で行うのは効率が良いとは言えません。
もちろん、体を大きくしたい方にも、スクワットはオススメです。
「体を大きくしたかったらスクワットをしろ」というボディビルダーもいるほどで、実際、スクワットをしている人のほうがしていない人よりも脚以外の筋肉も成長した…という研究結果もあります。
おそらく、沢山の筋肉が動員されるため、他のトレーニングよりもホルモンの分泌量が多くなり、それが全身を巡るからだと考えられます。
また、体の多くの筋肉が刺激されるため、全身の血流がよくなり、冷え性や浮腫みの改善に効果的です。
マッサージも組み合わせれば、更なる改善が期待できるでしょう。
またスクワットをすることで全身の血流が良くなるので、脳の血の巡りも良くなり、頭の回転も良くなるとの報告もあるのでいいこと尽くめですね。
そんなスクワットですが、難点は辛いことです。
沢山の筋肉が使われる分、体力の消費が大きくなり、高重量のスクワットでは筋肉よりも体力や心肺機能が先にやられるのではないかという程です。
あとは環境です。
理想はバーベルスクワットですから、ジムに行く必要が出てきます。
ジムに行きたくない、行けない方はコチラの記事を参考にトレーニングをすると良いでしょう。
しかし、スクワット用のラックとバーベルがあれば世界が変わりますので、自宅のスペースと金銭的に余裕がある方は、ラックの購入も選択肢として良いと思います。
もちろん、私は購入しています。
↓↓初心者にオススメのラック↓↓
スクワットはしゃがんで立つというだけのシンプルな動作ですが、しゃがむ深さやバーの担ぐ位置、フオームなどによって効く筋肉が変わってくる奥の深い種目です。
その辺りの違いは、追々記事で取り上げていきたいと思います。
今日も筋トレライフを楽しみましょう。
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