え?なんで筋トレしないの?―筋トレにはメリットしかない

筋トレを始めようと思ってはいるけど中々始められない人、けっこういると思います。
「時間がない」「体力的にしんどい」など、やらなくてもいい理由を探すよりも、筋トレを始めたくなるような筋トレで得られるメリットを沢山紹介しようと思います。


え?なんで筋トレしないの?―筋トレにはメリットしかない

目次
メリット
1.運動不足解消
2.代謝が良くなる
3.姿勢が良くなる
4.若々しい見た目になる
5.血流が良くなる(冷え性や浮腫みの解消にも◎)
6.精神面の好影響
デメリット
1.服のサイズが変わる
2.食費が高くなる
3.血管が硬くなる危険性

メリット 1.運動不足解消

まず、筋トレのメリットとしてあげられるのが、運動不足解消です。
「運動不足解消には有酸素運動のほうが良いのでは?」と思った方もいると思いますが、確かに有酸素運動のほうが基礎体力の向上には効果的です。
しかし、筋トレでも体力の向上はしますし、心配機能の向上も見込めます。
逆に有酸素運動でもある程度は筋肉がつきますが、筋トレほどつくことはありません。
どこからどこまでが有酸素運動と言える運動強度なのか明確な境目はありませんし、あくまで効率の問題です。

特にスクワットなどで大きい筋肉を鍛えてあげると、疲れにくい体になることが実感しやすいと思います。
「階段で疲れにくい」「上り坂でも自転車をこぐのが楽」というような、日常生活でも変化を感じやすいことでしょう。
歳を重ねていっても、生涯、自分の脚で歩くためにも、筋トレで運動不足解消をすることは大変有意義なことです。

参考記事➡【筋トレ初心者】筋トレ種目、どれか一つだけを選ぶとしたら何がいいか

メリット 2.代謝が良くなる

筋トレで得られるメリットとしてよくあげられるのが、代謝が良くなることです。
筋トレそのものによるカロリー消費はそこまで高くありませんが、筋肉量が増えると安静時のカロリー消費も高くすることが出来ます。
有酸素運動だとほぼ運動そのものによるカロリー消費だけですが、筋トレならトレーニングそのもののカロリー消費(僅かなものですが)にプラスして安静時のカロリー消費も増えることになります。
普通は運動をしている時間よりも安静にしている時間のほうが長いですから、長期的に見ると筋トレのほうが結果的により多くのカロリー消費に貢献をすることになります。

もちろん、シェイプアップが目的で筋トレと有酸素運動の両方が出来る方は、両方とも行ったほうが良いでしょう。
除脂肪が加速し、目的を達成しやすくなると思います。
また、有酸素運動を行いすぎると、アンダーカロリーがいきすぎて筋肉量が落ちやすくなってしまいますが、筋トレも行うことでそれを防ぐことも出来ます。

筋トレか有酸素運動かで迷ったら筋トレを行いましょう。
代謝が上がり、太りにくい体を獲得することが出来ます。

参考記事➡これであなたも筋トレをしたくなる

メリット 3.姿勢が良くなる

筋トレで得られるメリットとして、見逃せないのが姿勢が良くなる点です。
筋トレを行ううえで、姿勢が悪いと重い物を持ち上げにくいですし、効きが悪くなったり、下手をするとケガをする危険性すらあります。
だから鏡を見たり、動画を撮影したりして自分のフォームを確認するのが大切です。

また、多くの種目では体幹の筋肉も鍛えられます。
腕立て伏せなどの負荷の軽めの種目でも、けっこうバカに出来ないくらい体幹に刺激が入ります。
腕立て伏せの場合、体幹が弱いと、腕を曲げる際に腰も一緒に落ちてしまい、うまく胸に刺激が入りません。

フォームを確認する習慣が出来、体幹の筋肉が鍛えられてくると、自然と背筋が伸び、結果的に姿勢が良くなるのです。

メリット 4.若々しい見た目になる

姿勢が良くなるだけでもだいぶ若々しい見た目になります。
しかし筋トレを始めて食事を気にするようになると、さらに若々しい見た目になることが出来ます。
筋肉以外にも、肌や髪の毛などもタンパク質で出来ていますから、タンパク質が不足すると肌や髪の毛などの質が悪くなります。
また、筋トレをすることで成長ホルモンが分泌され、これが筋肉以外の組織にも作用しますから、ターンオーバーが促進され、若々しい見た目になることに貢献します。
若々しい見た目になることで、より生き生きした人に見られるようになることでしょう。

メリット 5.血流が良くなる(冷え性や浮腫みの解消にも◎)

筋トレのメリットとして忘れてはならないのが、血流が良くなる点です。
筋肉を動かしてあげることで血管のポンプ作用が働き、血液の流れが良くなります。
血液の流れが悪いと、老廃物や疲労物質が流れていかず、疲れが抜けなかったりコリの原因になったりします。

例えば肩こりの方でしたら、僧帽筋の上部を鍛えてあげることで首の付け根付近の血液が良くなり、改善が期待出来るでしょう。

僧帽筋上部を鍛えるシュラッグ

あとは血流が良くなることで、冷え性や浮腫みの解消にも役立つと思います。
冷え性や浮腫みが気になる方のほとんどが、脚の冷えや浮腫みが悩みでしょうから、選択すべき種目は迷わずスクワットです。
下半身全体を刺激出来ますから、冷えや浮腫みが気になる方には是非行っていただきたいです。

また、スクワットなどで大きい筋肉を鍛えてあげると、脳の血流も良くなると言われています。
脳の血流が良くなれば、頭の回転も良くなり、仕事や勉強の効率も上がることでしょう。
さらにスクワットやバーピーなど激しい運動を行うことで、脳内疲労物質であるアデノシンの上昇を抑えられるという研究結果もあります。
この場合は、仕事や勉強の合間に自重で行うだけでも効果はあると思います。
それだけで頭の回転が良くなり脳の疲労も抑えられるなら、やらない手はありません。

メリット 6.精神面の好影響

筋トレのメリットとしてあまり知られていない点かもしれませんが、自信がついたり前向きになれたりすることです。
これはテストステロンという男性ホルモンが関係していると考えられています。
テストステロンのレベルが低いとやる気や集中力が低下したり、気分が落ち込んだりしやすくなってしまいます。
筋トレをするとテストステロンが分泌されるので、テストステロン不足解消に大いに役立つと考えられます。

また、お腹周りに脂肪が多い方(いわゆるメタボリックシンドローム)は、テストステロンのレベルが低いとされていますので、体脂肪率はある程度は下げたいところですが、やはりこれも筋トレが有効です。
お腹周りの脂肪を落とすと言っても、腹筋運動を沢山やるというよりは、スクワットやデッドリフトなど多くの筋肉を鍛えられる種目を選択したほうが、結果は出やすいと思います。


食事制限と組み合わせれば、より高い効果が期待出来ます。
お腹周りの脂肪が落とせればテストステロンも分泌されやすくなり、筋トレの効果も相まって、テストステロンの恩恵を受けやすくなることでしょう。

参考記事➡腹筋を割るにはどうしたら良いのか

それから、筋トレしている最中は余計でネガティブな考えはしなくて済みますし、単純に体を動かすことによるストレス解消の側面もありますので、不安を感じやすい方やうつ(鬱)の症状がある方にも筋トレはオススメしたいところです。
睡眠の改善効果も期待できますし、筋トレは精神面に多大な好影響を与えます。

細かい話をすれば、まだメリットはありますが、とりあえずは上記が代表的なものでしょう。
これだけ素晴らしいメリットがあるのにやらないのは損です。
時間を捻出してでも行うべきです。

では、デメリットは何があるのか述べようと思います。

デメリット 1.服のサイズが変わる

まずは服のサイズが変わってしまうことです。
特に男性の場合は、肩周りの筋肉が発達しやすいので、意外とすぐに服のサイズが変わってしまいます。

でもこれは筋トレの成果が出ている証でもありますから、以前着ていた服が着られなくことを「勲章」と呼ぶ方もいるほどです。
見た目で筋肉がついたかどうかは、過去の自分の画像などと比較しないと分かりにくいものですが、過去の自分が着ていた服という物差しにより、季節の変わり目にほぼ定期的に成長を実感できるので、「なんとなく筋肉が大きくなったかな」という曖昧な認識よりかはずっと良いと思います。

デメリット 2.食費が高くなる

あとは食費が高くなります。
食事の質を気にしたり、プロテインを購入したりしていると、筋トレを始める前より明らかに食費が高くなります。
ただ、食事の質を気にするのは、デメリットというよりは体にとってはむしろプラスの要素しかありませんし、単におにぎりやパンで済ませていた頃の食費が安すぎたようにも思えます。
おにぎりやパンだと炭水化物以外の栄養素がほとんど摂取できませんから、栄養としての価値を考えると安くて当然の食事です。
人の体は食べた物から出来ています。
何らかの事情で筋トレが出来なくなっても、食事の質は気にするようにしていったほうが良いでしょう。

デメリット 3.血管が硬くなる危険性

それから、あまりデメリットとして取り上げられることが少ないように思えますが、血管が硬くなる危険性が指摘されています。
息を止めて力むと、一時的に血圧が上がるのですが、その圧に耐えるために血管が硬くなり、長期的に見て動脈硬化に繋がる可能性があるのです。

血圧を上げないようにするには、筋トレの動作中は息を止めずにゆっくりと呼吸することである程度は防げます。
スロトレのような方法ならいきむ必要もないので、動脈硬化が気になる方はスロトレで筋肉を鍛えると良いでしょう。

しかし筋力強化が目的など、高重量を扱いたい方もいらっしゃると思います。
その場合は、筋トレ後に有酸素運動を取り入れるのがオススメです。
筋トレ後の10分程度の有酸素運動で、血管のしなやかさが回復したという研究結果もありますので、健康目的でトレーニングされている方は特に取り入れてみましょう。
ハードに有酸素運動をする必要はなく、軽めのジョギング程度で充分です。
また筋トレ後は成長ホルモンなどのホルモンが分泌されており、体脂肪が落ちやすい状態になっていますから、シェイプアップを図りたい方には一石二鳥です。

いかがでしたか?

筋トレを始めようかな、と思えた方は今すぐ始めましょう。
「〇回を△セットやらなきゃダメだ」とか「□時間やらなきゃダメだ」などのルールや固定観念、先入観に縛られるのではなく、とにかく始めてみて、継続して成果を上げることが大事です。
始めても続かなければ意味がありません。

まずは一日5分からで構いません。

僅かな行動力で様々な恩恵を受けることが出来ますよ。

今日も筋トレライフを楽しみましょう。

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